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『アルネの遺品』  ジークフリート・レンツ (faaaさん)
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読みづらい作品だった。
タイトルがそうなんだが、少年アルネが亡くなって第二の家族が遺品を整理するところから物語が始まる。
当然、読み手の興味の対象はアルネがなぜ死んだのかということになって、それを知りたいがために読み進めていくんだが、たとえフィクションとはいえ自分を関係ない人間の死因を知りたがるというのは野次馬根性的覗き見をしてるようで自己嫌悪が湧き上がってくるのが一つ。
もう一つはこの本の構成のせいで、遺品の整理役の長男ハンスが遺品を整理しながらアルネの生前を断片的に回想していくんだが、これがメトロノームのように同じテンポで回想が繰り返されてこれが淡々とドラスティックになるわけでもなく延々と続いていってこの単調さがつらい。
しかし、この本を読んで後悔したかといえばそんなことは全然ない。
頭の中で映像を容易に喚起させるレンツの描写力、風景・行動・表情中心で理由や内面を省くその表現の透明感は鳥肌ものだ。
最後にわずかに希望を感じるのは私が性善説を信じているからだろうか。
ふだんはそんなことは思ってもいないのに。
posted by torakichi | 05:57 | メンバーズレビュー(faaaさん) | - | - |
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