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『イラクサ』 アリス・マンロー (はぴさん)
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カナダを代表とする作家である著者は「短篇の女王」と呼ばれています。

賞の受賞も数多く、ニューヨークタイムズ「今年の10冊」やタイム誌の「世界でもっとも影響力のある100人」にも選ばれています。

でも、日本で訳されているのは本書と『木星の月』だけなのが残念。これからもっと邦訳されればいいなと思います。

収録されているのは9つの短篇。

「恋占い」「クマが山を越えてきた」は映画化も予定されているようです。

解説にもあるように短篇なのに長編のようなずっしりした読後感を残します。

現在と過去が交錯する手法が多くちょっと混乱するところはありましたが、静かで淡々と物語が進んでいるように見えて、あるところで雰囲気ががらっと変わるものも多く、独特の魅力がありました。

私がこの短篇集を読んで感じたのは人と人との絶妙な距離感でした。

夫婦や友達であってもどこか孤独を感じている部分があったりするのに対して、たった一度の出会いでも思いがけない展開があり関係が深まったり、大切な思い出になるという面白さや不思議さを感じました。

「浮橋」「イラクサ」「クマが山を越えてきた」が好きでした。

特に「浮橋」は印象に残っています。

闘病中の女性の物語なんですが、重苦しい雰囲気がラストに大きく動きます。

最後のふわっとしたなんともいえない浮遊感はタイトルともぴったり。

じっくり味わって読むのがぴったりの短篇集だと思います。
posted by torakichi | 06:46 | メンバーズレビュー(はぴさん) | - | - |
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