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“世界中から取り寄せました”のキャッチで本好きの心を揺さぶる新潮クレスト・ブックスの感想TBお待ちしております。
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『パリ左岸のピアノ工房』 T.E. カーハート (りつこさん)
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こってり系の小説が続いたので、久しぶりにノンフィクションを。

記憶の庭から甦る、あの音。鍵盤の感触。どこでピアノのことを忘れてしまったのだろう?愛情溢れるパリの職人に導かれ、音楽の歓びを取り戻した著者が贈る、切なくも心温まる傑作ノンフィクション。

ノンフィクションといっても、まるで小説のような雰囲気のある作品だった。

パリに移住したアメリカ人の著者。子どもを幼稚園に送っていくときに通るピアノ工房がいつも気になっていた。そういえば昔からピアノが好きだった。そしていつか自分のピアノを持ちたいと思っていた。今がその時なのかもしれない!彼はその店への好奇心からその工房を訪ねる。古今東西のピアノが集まりそれを再生して(まさに命を吹き込むのだ)売っているそのピアノ工房には、ピアノの魅力にとりつかれた人たちが集まってくる。
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posted by torakichi | 16:07 | メンバーズレビュー(りつこさん) | - | - |
『ウォーターランド』  グレアム・スウィフト (りつこさん)
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妻が起こしたスキャンダラスな事件のせいで退職を迫られている歴史教師が、生徒たちを前に最後の授業を行う。歴史とは何か、歴史を学ぶ意味は何か。遠い過去から近い過去、そして現在へ、彼の語る物語は自分の家族の秘密にまで及ぶ…。
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posted by torakichi | 08:26 | メンバーズレビュー(りつこさん) | - | - |
『土曜日』 イアン・マキューアン (りつこさん)
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イアン・マキューアンの新作。

いやなんというかこの人は独特の世界を持った作家だなぁと思う。静と動のバランスが絶妙なのだ。ほとんど80%ぐらいが静で、どちらかというと「ああでもないこうでもない」「ああでこうで」と頭の中で考えをこねくりまわすような感じなんだけど、20%の動がものすごく効いていて、そこで巻き込まれずにいられなくなってしまうのだ。私の場合。

ずーっと静かな声で淡々と話していて、ある瞬間だけその声が鋭く激しくなって、今までが静かだっただけにものすごく驚いて印象に残ってしまう。その後また静かになっても、その前の衝撃が大きかっただけに、その静けさが前とは違う意味を持つようになる。そんな感じ。

裕福で幸せな暮らしを営んでいるある脳外科医の一日を描いた小説。幸福感に包まれて目が覚め、外を眺めていると飛行機が墜落するところを目撃する。それはこれから始まる今日という日を不吉に予言するようでもあり、今彼が感じている幸福がいかに壊れやすいものかを予見させるようでもある。
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posted by torakichi | 17:07 | メンバーズレビュー(りつこさん) | - | - |